痧の現れ方と消えるしくみ

【痧の現れ方】
刮痧療法は体内に滞った体内毒素を皮下組織に水牛の角で作られたヘラで優しく皮膚表面を擦ることで滲み上がらせる施術です。この時浮き出てくる内出血のように見える赤い斑点のようなものを”痧(シャ)”と呼びます。この”痧"は健康な人はいくら擦っても出できません。逆に不調が無自覚でも体調不良の人は痧は出ます。中医学で『実証タイプ』と言われる「がっしりした体格」「顔色が良く精力的」「声が太く張りがある」「積極的でプラス思考」の人は気血が有り余っているのでストレスや生活習慣などが要因で流れが滞ると痧が出やすい傾向があります。
【消える仕組み】
皮膚表面に現れた痧は身体にとって異物と感知され体内の免疫機能によって識別、分解され最終的に尿として体外に排出されます。施術を重ねるたびに体内の免疫機能は前回の処理の記憶により痧をより一層早く分解&排泄していくことができるようになっていきます。刮痧は体内の老廃物を排泄させるだけではなく免疫機能や人に本来備わっている自然治癒力を活性させる効果もあるのです。
(参考文献:全息経絡刮痧療法/著者:雲揺)

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