全息経絡刮痧療法

美容コラム

最近はよく小顔効果を求めるお客様のフェイシャルのメニューとして「かっさ」が話題になっています。「かっさ」は「刮痧(グァシャ)」のことで、もともとは中国五千年の歴史が育んだ民間療法で、〝針を使わない鍼灸″と呼ばれています。鍼灸と同様に経絡とツボを刺激して帰結の流れを正常に回復させ人体の陰陽のバランスを整えてくれます。全身の施術としての刮痧は、中医学を基本とした知識と経絡を学ばなければ行えないのでメニューとして取り入れているサロンは非常に少ないですが、一度体験するとそのなんとも表現できない感覚と強烈な印象が忘れられず、あなたも必ずリピーターになることは間違いないでしょう。

「刮」とは、擦るという動作を表しており、「痧」は皮膚を擦った後に皮膚表面に現れる皮下出血のような赤い斑点のことです。この「痧」は、毒素を含んだ不要な血です。水牛角ヘラでからだの表面を優しく擦ると、その圧によって体内に滞った瘀血(詳しくはコチラ『瘀血と体質』)が皮膚表面に「痧」として現れます。
年齢や体調によって「痧」の現れ方(詳しくはコチラ『痧の現れ方と消えるしくみ』)は変わりますが、月に1~2度、数回の施術を繰り返すことで「痧」は出なくなります。(参考文献:全息経絡刮痧療法/著者:雲揺)

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